ミモザは根が浅く、横に広く張らない。直根性で地中深くアンカーを打ち込む力が弱いため、日本の台風シーズンには最も倒伏しやすい樹種のひとつに数えられる。
暴風対策として効果を発揮するのが、春の剪定時における「透かし」の徹底だ。葉が密集したミモザは、強風時に巨大なヨットの帆のような状態になり、風圧をまともに受けて根元から倒れる。枝葉を間引いて風の抜け道を作っておくだけで、倒木リスクは劇的に低下する。
さらに、植樹から数年は強固な二脚鳥居支柱や八脚支柱で幹を固定することが推奨される。剪定による重心の引き下げと、適切な物理的サポート。この2点を組み合わせることが、愛木を災害から守る現実的な防衛策となる。