手羽中のポテンシャルはフライパンだけに留まりません。調理器具の特性を活かしたアプローチにより、手間を極限まで省きながら別次元の食感を生み出せます。
平日の晩酌を格上げする手羽中の塩焼きトースター調理は、網やアルミホイルを活用した究極のタイパ技です。一度くしゃくしゃにして凹凸を作ったアルミホイルを手羽中の下に敷き、塩・黒胡椒・少量の白ごま油を揉み込んだ手羽中を並べます。1000W(または200〜220℃)で約10〜12分加熱するだけで、余分な油分がホイルの溝へ自然落下し、油跳ねの掃除も不要なまま、専門店さながらの香ばしい串焼き風おつまみが完成します。
一方、暑い季節や疲労回復を狙うなら、酢のキレート作用を活かした手羽中さっぱり煮物が外せません。水・穀物酢(または黒酢)・醤油・みりんを同率(1:1:1:1)で合わせ、生姜やニンニクのスライスと共に落としぶたをして弱火で15分煮込みます。酢の有機酸が肉の筋繊維をほぐし、骨まわりの軟骨までホロホロに軟化させるため、翌日のお弁当に入れても固くならず、濃厚な旨味を爽やかに楽しめます。