シールの粘着層には主にアクリル系やゴム系の樹脂粘着剤が使われています。これらは「適度な流動性」と「凝集力」のバランスで対象物に密着していますが、製造からの時間経過や紫外線、空気中の酸素に触れることで徐々に酸化・重合し、硬化していきます。
剥がす際に途中でちぎれるのは、紙やフィルムの引張強度よりも粘着剤の結合力のほうが強くなっているためです。さらに、剥がし残した粘着剤をそのまま放置すると、空気中の油煙やホコリを吸着して黒ずむだけでなく、プラスチック内部の可塑剤と反応して素材そのものを変質させてしまうリスクがあります。ベタつきに気づいた段階で、速やかに適切な処置を施すことが肝要です。