現代のインターネット空間において、このムーブメントはどう受け止められているのでしょうか。大手掲示板、X、知恵袋などのTMRごっこ ネットの反応を多角的にリサーチすると、世論は単なる「おもしろ動画」への称賛から、明確な「モラルと防犯・防災の意識」へとシフトしている現実が浮き彫りになります。
長年ネットコミュニティを観察してきたウォッチャーや一般ユーザーの証言からは、以下のようなリアルな生の声が聞こえてきます。
「昔は台風の日にベランダで撮った写真をアップすると数万リツイートされてお祭り状態だった。でも今は『近所迷惑』『消防や救急の手を煩わせるな』と猛烈な批判リプライが飛んで大炎上する時代になった」(30代・ネットメディアライター)
「一人暮らしの大学生のころ、台風が直撃したアパートのベランダでWHITE BREATHの真似をして動画を撮ろうとしたら、隣家のトタン板が吹き飛んできて外壁に突き刺さるのを目撃した。もし数秒タイミングがズレていたら自分の喉元を直撃していたはず。背筋が凍りつき、それ以来絶対に悪ふざけはしないと誓った」(20代男性・会社員の手記より)
こうした実体験や世論の成熟に伴い、「暴風の中で体を張るのが面白い」という前時代的な価値観は急速に淘汰されつつあります。現在のSNSで真に高評価を集めるのは、「いかに安全な室内で、身近な日用品を使ってMVの過酷な世界観をシュールに再現できるか」というクリエイティビティの勝負です。