ネット上の掲示板やSNSで飛び交う「アクシスコンサルティング やばい 噂」を検証すると、火のない所に煙は立たないと言わんばかりの辛口な意見が確認できます。しかし、取材班がその文脈を紐解いていくと、一般的な「ブラック企業」や「悪質業者」を指す意味合いとは大きく異なる実態が浮かび上がってきました。
検索エンジンのサジェストに「やばい」が浮上する背景には、主に3つの決定的な構造要因が存在します。
第1の要因は、模擬面接や書類添削の要求レベルが極めて高い点です。実際に同社の選考対策を受けた大手SIer出身の30代男性は、当時の様子を次のように振り返っています。
「最初のキャリアカウンセリングで職務経歴書を提出した際、担当アドバイザーから『この論理構成では、戦略ファームはおろか総合系の一次面接すら10分で落とされます』と直言されました。そこから論理思考力(ロジカルシンキング)を鍛え直すための厳しい壁打ちが始まり、準備不足を痛感させられました。本番さながらのプレッシャーを受けるため、メンタルが弱い人は『対応が厳しすぎてやばい』と感じてしまうのでしょう」
第2の要因は、ハイクラス特化型エージェントならではのドライな案件選別(足切り)です。アクシスコンサルティングが扱う求人は、年収800万円以上のコンサルタント枠や事業会社の企画幹部ポストが中心を占めます。そのため、登録者の現年収や実務実績、年齢バランスが求人要件から乖離している場合、「現時点でご紹介できる案件がございません」と事務的に案内されるケースがあります。門前払いを食らったと感じた層が、知恵袋や口コミサイトに「冷酷でやばいエージェント」と書き込む構図が定着しているのです。
第3の要因は、コンサルティング業界そのものが持つ激務・淘汰の激しさとの混同です。エージェント側の問題ではなく、「入社後のファーム環境が激務でやばい」という実情が、転職エージェント自身の社名と結びついて語られている側面も見逃せません。