藤圭子の死因と転落死の真相|娘・宇多田ヒカルが明かした心の病と最期

藤圭子の死因と転落死の真相|娘・宇多田ヒカルが明かした心の病と最期

藤圭子の死因と転落死の真相|娘・宇多田ヒカルが明かした心の病と最期の最新情報をご紹介します。最新トレンドが満載です。

藤圭子さんの晩年を語るうえで避けて通れないのが、2006年3月に起きたニューヨーク・JFK国際空港での現金差し押さえ事件です。ラスベガスへ向かおうとしていた藤さんの手荷物から、アメリカ麻薬取締局(DEA)によって約42万ドル(当時のレートで約5000万円)もの多額の現金が発見され、一時的に没収されました。

当時、麻薬取引に関与したマネーロンダリングではないかとの疑いが報じられ、日本中を震撼させました。しかし、その後の厳正な米当局の捜査により、違法な薬物取引とは一切無関係であることが証明され、2009年に没収された現金は全額返還されています。当時彼女が語った「カジノで使うために持ち歩いていた」「銀行を信用していない」という説明は、被害妄想から資産を現金化して自ら抱え込もうとする、病的な警戒心の現れであったと見られています。

この巨額の財産や遺産相続を巡っては、彼女の死後にも親族間で小さからぬ波紋が広がりました。藤さんの実兄である阿部博史氏はメディア取材に応じ、遺骨の引き取りや密葬の進め方について、照實氏や宇多田ヒカルさん側との間に生じたコミュニケーションの断絶を吐露しました。

しかし、法律上の唯一の法定相続人は直系卑属である宇多田ヒカルさん一人です。生前の藤圭子さんは「葬式はしないでほしい」「墓も作らず散骨してほしい」という強い意思を示していたと伝えられており、ヒカルさん側はその生前の本人の希望を尊重する形で、通夜・告別式を行わない「直葬」という形で静かに送り出しました。親族間の意見の食い違いは、藤さんが築いた巨大な功績と、彼女自身が望んだ世間からの完全な退場との間で生じた、避けられない悲哀の副産物でした。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。