彬子さまの歩みは、学問に対する愚直なまでの誠実さによって形作られています。学習院大学文学部史学科を卒業後、2001年からオックスフォード大学へ留学。2010年には、海外に流出した日本美術コレクション(大英博物館所蔵の日本美術品など)に関する研究をまとめ、女性皇族として史上初、皇族全体でも秋篠宮さまに次ぐ2人目の博士号を取得されました。
日本へ帰国後は、京都産業大学日本文化研究所の専任教授や名誉教授、立命館大学の特別招聘特別教授などを歴任。研究室にこもり、埃をかぶった貴重資料を一枚ずつ解読していく地道なフィールドワークを重ねる姿は、美術史学界の専門家からも高く評価されています。
公務においては、父である故・寬仁親王(「ヒゲの殿下」として親しまれた)の意志を色濃く受け継がれました。障害者福祉や国際親善、伝統工芸の振興など多岐にわたる公務に精力的に携わり、妹である瑤子さまとともに三笠宮家を支えてこられました。百合子さまを温かく見守り送られた後も、宮家の伝統と気風を守り抜く姿勢は宮内庁内外から深い信望を集めています。