ryuchellさんを取り巻く環境において、看過できない要因が「SNSにおける激しい誹謗中傷問題」でした。
「夫であること」をやめ、父親として、また人生のパートナーとして共に暮らすという「新しい家族のかたち」を宣言して以降、Twitter(現X)やネット掲示板では「無責任だ」「母親に育児を押し付けて自分だけ自由に生きるのか」といった罵詈雑言が殺到しました。本来、夫婦・家族間で十分に話し合い、合意の上で選択したプライベートな結論であるにもかかわらず、外部の第三者が「正義」を振りかざして攻撃を加える現象が常態化していたのです。
生前、テレビ番組やYouTubeのインタビューで「ネットの言葉を気にしないようにしていても、心に刺さってしまう瞬間がある」と率直に胸中を明かしていました。外見の女性化が進むにつれてルックスや私生活に対する中傷はエスカレートしていき、精神的な疲弊は限界に達していたと推察されます。
訃報が流れた直後、SNS上では極めて異様な光景が広がりました。これまで執拗に攻撃的なリプライを送り続けていたアカウントが、過去の投稿を一斉に削除したり、アカウントそのものを消去(いわゆる垢消し・ツイ消し)して逃亡を図る動きが相次いだのです。この事態に対し、一般ユーザーや著名人からは「言葉の凶器が人を追い詰めた」と強い憤りの声が上がりました。