数字の裏にある「現場の空気感」はどのようなものなのでしょうか。平日朝7時50分から8時30分にかけての桜坂駅、薬院駅、渡辺通駅のプラットホームに立つと、通勤ラッシュの壮絶な現実が浮かび上がってきます。
「延伸前は座れなくても新聞が読める程度の混み具合だったが、今は薬院駅に着く頃にはドア付近に押し込まれ、奥へ詰めるのも一苦労。1本見送ろうにも、次の電車も同じように満員でやってくる」(早良区から博多駅前のオフィスへ通勤する30代金融機関勤務男性の手記より)
SNSやネット掲示板上でも、「七隈線の混雑が限界突破している」「薬院での乗降に時間がかかりすぎて毎朝1〜2分遅延する」といった投稿が目立ちます。特に混雑が臨界点に達するのが午前8時05分〜8時25分の薬院駅博多方面ホームです。西鉄天神大牟田線からの乗り換え客が一気に押し寄せるため、ホーム階段付近の2号車・3号車ドア周辺はすし詰め状態となります。
こうした事態を受け、現場では七隈線 運行状況 リアルタイムの案内サイネージが各駅改札口に設置され、接近中の列車の混雑度目安がアイコン表示されるなどのデジタル対策が講じられています。突発的な車両点検や雨天時の遅延発生時には、福岡市交通局の公式アプリやX(旧Twitter)公式運行情報アカウントが迅速に警報を出す体制が整っています。