ポルシェのアプルーブドカーが「新車に限りなく近い安心」と称される理由は、メーカーが全世界共通で運用する厳格なクオリティ管理にあります。販売前に実施される「111項目点検」は、エンジン、トランスミッション、電装系、ブレーキシステムはもちろん、サスペンションブッシュのわずかな劣化やボディパネルの微細な歪みまで、専用テスターと熟練メカニックの手作業によって徹底的にチェックされます。
規定値に達していない摩耗部品はすべてポルシェ純正パーツによって交換され、整備記録簿に克明に記録されます。購入後に付帯する基本保証は「走行距離無制限・最長2年間」。万が一のトラブル時にも、部品代および工賃は全額無償でカバーされ、24時間年中無休のロードサイド・アシスタンスが付帯します。
さらに注目すべきは、最長で車両初度登録から15年目(走行距離20万km未満)まで継続できる「ポルシェ アプルーブド延長保証」の存在です。モデルやプランによって異なりますが、年間約20万〜35万円前後の延長保証費用を支払うことで、高額になりがちなPDK(デュアルクラッチトランスミッション)や電装ユニットの不測のトラブルから完全に保護されます。ポルシェを長期間にわたり所有する愛好家にとって、この保証制度は実質的な「資産保全保険」として機能しています。