アラバスタ編での初登場時、バロックワークスのオフィサーエージェントとして麦わらの一味と敵対したMr.2・ボン・クレー。しかし、立場を超えて芽生えた友情は、インペルダウン編で真の輝きを放ちました。ルフィのエース救出を助けるため、極寒のLV5(極寒地獄)で狼の群れに襲撃されながらもルフィを命懸けで守り抜いた姿は、読者の心を強く揺さぶりました。
最大のハイライトとなったのが、海底監獄からの脱出劇です。脱出船が海軍本部へ向かう海流に乗るには「正義の門」を開放しなければならず、門の制御室があるインペルダウン内部に誰か一人が残る必要がありました。ぼんちゃんはマネマネの実の能力でマゼランに変装し、制御室を占拠。門を開放してルフィたちを外洋へ送り出しました。
通信電伝虫越しに交わされた「理由なんざ他にゃいらねェ!!! 友達(ダチ)を…助けに行くのに…」という叫び、そして「男の道をそれるとも 女の道をそれるとも 踏み外せぬは人の道」という辞世の句。激昂した本物のマゼランが毒の巨兵を繰り出し、「最後に言い残す言葉はあるか」と迫る中、ぼんちゃんは不敵な笑みで「本望」と答えて通信は途絶えました。毒を全身に浴びれば即死必至のマゼランが相手だっただけに、当時リアルタイムで連載を追っていた読者の誰もが「ぼんちゃんの死」を覚悟した瞬間でした。