コレクションをさらに深める手段として、種子から育てる実生(みしょう)と、剪定枝を利用した挿し木繁殖があります。新鮮な種子を入手できた場合、25℃前後の保温環境と高湿度を保つことで発根・発芽率は比較的高く、種から育てることで日本の気候に完全に順応した強健な個体に仕上がります。
一方、挿し木による発根管理は難易度が極めて高いことで知られています。剪定した枝を挿し木する場合、切り口をしっかりと乾燥させた上で発根促進剤を塗布し、無菌の清潔な用土に挿して用土内の温度を25〜28℃程度に保つ必要があります。挿し木株は塊根部が丸く太るまでに実生株以上の年月を要しますが、成功した際の喜びはひとしおです。