シチュエーションに応じた細やかな語彙選びができるようになると、英語の説得力は格段に上がります。
aroundは「〜の周辺に」「〜のあたりに」という意味を持ち、特定の1点を指すnearよりも「漠然とした広がりを持った周辺エリア」を示します。「このあたりに銀行はありますか?」と尋ねる際の「Is there a bank around here?」は定番の言い回しです。
また、学習者が疑問に思いやすいnear toという形は、主にイギリス英語の日常会話や文学的な表現で見られますが、現代のアメリカ英語などでは単に「near」や「close to」を使うのが一般的です。前置詞としてのnearの後ろにtoを重ねるのは冗長と見なされることが多いため、基本的には「near + 名詞」または「close to + 名詞」の形を選択するのが無難です。
一方、ビジネス文書や法的な報告、ニュース報道などで見られる極めてフォーマルな表現がin the vicinity ofです。「〜の近隣・周辺地域に」という意味を持ち、公式なアナウンスや報告書で格式高いトーンを保つ際に重宝されます。
- The suspect was last seen in the vicinity of the central park.(容疑者は中央公園の周辺で最後に目撃された。)
- We are planning to open a new branch in the vicinity of Tokyo Station.(東京駅の近隣に新店舗を開設する計画を進めています。)