箱根駅伝の風物詩とも言えるのが、原監督が毎年大会前に掲げるユニークな「作戦名」です。単なるメディア向けのウケ狙いではなく、選手たちに共通のテーマと一体感を持たせる計算された心理戦略でもあります。
過去に青学大を初優勝へと導いた「ワクワク大作戦」をはじめ、圧倒的な走りで他校を凌駕した「ハッピー大作戦」「サンキュー大作戦」、さらには戦国駅伝を制した「ピース大作戦」など、キャッチーなネーミングで世間の注目を集めてきました。言葉の力によってチーム内の緊張感をほぐし、選手がポジティブなエネルギーを発揮できる舞台を整えているのです。
また、「指導者とは、指示を出す人ではなく環境を整える人である」「失敗したときこそ、その人間の本質が見える」といった原監督の名言は、スポーツ界のみならずビジネスマンの心にも深く刺さり、数々の著書やビジネス書がベストセラーを記録しています。