放送当時のネット上の反応や、その後のドラマレビューサイト、コミュニティでの感想を分析すると、最終回に対する意見は大きく2つの陣営に二極化しています。
まず否定派(納得できない派)から最も多く寄せられたのは、「慎二が報われなさすぎる」という同情票です。序盤こそモラハラ気質の高圧的な態度が目立った慎二ですが、中盤以降は凪への不器用すぎる純愛や、毒親に支配された我聞家の苦悩が浮き彫りになり、視聴者の好感度が一気に急上昇しました。「あそこまで変化し、互いを理解し合えたのに結ばれないのか」「慎二の涙を見守ってきた時間が切なすぎる」という、感情移入の深さゆえの消化不良感が目立ちました。
一方で肯定派からは、「恋愛に依存しない最高のラスト」「どちらかを選んでいたら、結局元の“誰かに合わせる凪”に戻ってしまう」という、作品のテーマ性を高く評価する声が上がっています。恋愛成就という安易なカタルシスを排し、自立を描き切った点に共感した層からは「名作の風格がある終わり方」と絶賛されました。