片方の顎関節が痛い原因とは?噛むと痛む病気のサインと受診の目安

片方の顎関節が痛い原因とは?噛むと痛む病気のサインと受診の目安

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顎の痛みとともに「口が十分に開かない」「口を開閉すると音が鳴る」といった症状が併発している場合、病態はすでに初期段階から進行期へと足を踏み入れていると警戒すべきです。早期発見のため、まずは口が開かない顎関節痛の初期症状チェックを実施することが推奨されます。

最も簡便かつ信頼性の高い指標が「3指テスト」です。人差し指・中指・薬指の3本を揃えて縦にし、第二関節まで無理なく口の中に入るかどうかを確認します。正常な成人の最大開口量は概ね40〜50mm(指3本分以上)ですが、これが指2本分(約30mm以下)しか入らない、あるいは開けようとすると片側の顎が引っかかって激痛が走る状態は、医学的に明らかな開口障害(クローズドロック)と判定されます。

あわせて、顎関節部だけでなく耳の下やこめかみまで痛む関連症状の解説にも耳を傾ける必要があります。下顎を動かす筋肉は、側頭部(こめかみ周辺)に広がる「側頭筋」や、頬から耳の下にかけて走る「咬筋」、深層にある「外翼突筋」と複雑に連動しています。片側の関節円板が障害されると、これらの筋群が異常な攣縮(スパズム)を起こし、三叉神経の経路を通じて「耳の奥の刺すような痛み」「偏頭痛に似たこめかみの締め付け感」「首肩の極度な凝り」として痛みが周囲へ放散していくのです。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。