要介護2に認定されると、在宅介護を支えるための保険給付の上限枠が大きく広がります。介護保険から給付される1ヶ月あたりの要介護2の区分支給限度基準額は19,705単位(1単位=約10円、地域区分により10円〜11.4円程度で換算)です。金銭に換算するとおよそ月額19万7,050円分の介護サービスを、所得に応じた自己負担割合(1割〜3割)で利用できます。
1割負担の世帯であれば、限度額いっぱいにサービスを使っても自己負担額は約1万9,700円前後、2割負担なら約3万9,400円、3割負担なら約5万9,100円となります。ただし、この金額はあくまで「介護保険が適用される介護サービスそのものの費用」であり、デイサービスの食事代やおむつ代、居住費などは全額自己負担となる点に注意が必要です。
要介護2で受けられるサービスは多岐にわたります。ケアプランの基本骨格となるのは、通所介護(デイサービス)や通所リハビリテーション(デイケア)、訪問介護(ホームヘルパーによる身体介護・生活援助)、訪問看護などです。多くの家庭では、デイサービスを週2回〜3回組み込み、自宅で入浴が難しい場合の衛生管理や社会的な孤立防止、運動機能の維持を図ります。
さらに、同居家族の介護負担を軽減するため、月に数日〜1週間程度施設に泊まる短期入所生活介護(ショートステイ)を併用するケースも一般的です。訪問介護では掃除や調理の代行に加え、排泄介助や外出時の移動支援を組み合わせ、19,705単位の枠をいかに効率的に配分するかがケアマネジャーの手腕となります。