要介護2とは?状態目安と費用、一人暮らしの限界や特養特例の真相

要介護2とは?状態目安と費用、一人暮らしの限界や特養特例の真相

要介護2とは?状態目安と費用、一人暮らしの限界や特養特例の真相について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

要介護2に認定されると、在宅介護を支えるための保険給付の上限枠が大きく広がります。介護保険から給付される1ヶ月あたりの要介護2の区分支給限度基準額は19,705単位(1単位=約10円、地域区分により10円〜11.4円程度で換算)です。金銭に換算するとおよそ月額19万7,050円分の介護サービスを、所得に応じた自己負担割合(1割〜3割)で利用できます。

1割負担の世帯であれば、限度額いっぱいにサービスを使っても自己負担額は約1万9,700円前後、2割負担なら約3万9,400円、3割負担なら約5万9,100円となります。ただし、この金額はあくまで「介護保険が適用される介護サービスそのものの費用」であり、デイサービスの食事代やおむつ代、居住費などは全額自己負担となる点に注意が必要です。

項目要介護1の基準要介護2の基準・詳細数値編集部の見解・評価要介護認定等基準時間32分以上50分未満50分以上70分未満介護の手間が約1.5倍に跳ね上がる基準点区分支給限度基準額(単位)16,765単位/月19,705単位/月月約2,940単位(約3万円分)の枠拡大自己負担目安(1割負担)約16,765円/月約19,705円/月食費や日用品等の実費を加えると月4〜6万円程度が相場デイサービス利用頻度週1〜2回程度週2〜3回程度入浴機会と家族のレスパイト確保のため週3回希望が増加福祉用具貸与の原則範囲手すり、歩行器、杖、スロープ等手すり、歩行器、杖、スロープ等(※特殊寝台・車いすは原則不可)ベッドや車いす利用には「例外給付」の医師所見と手続きが必須特養(特別養護老人ホーム)入所原則不可(極めて例外)原則不可(ただし「特例入所」の対象)要介護2は特例入所の申請資格がある境界線 ※厚生労働省「介護報酬の算定構造」および各自治体の介護給付データをもとに編集部作成(1単位10円換算の概算値。地域区分・加算により前後します)。

要介護2で受けられるサービスは多岐にわたります。ケアプランの基本骨格となるのは、通所介護(デイサービス)や通所リハビリテーション(デイケア)、訪問介護(ホームヘルパーによる身体介護・生活援助)、訪問看護などです。多くの家庭では、デイサービスを週2回〜3回組み込み、自宅で入浴が難しい場合の衛生管理や社会的な孤立防止、運動機能の維持を図ります。

さらに、同居家族の介護負担を軽減するため、月に数日〜1週間程度施設に泊まる短期入所生活介護(ショートステイ)を併用するケースも一般的です。訪問介護では掃除や調理の代行に加え、排泄介助や外出時の移動支援を組み合わせ、19,705単位の枠をいかに効率的に配分するかがケアマネジャーの手腕となります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。