食べてすぐ寝ると太るは嘘?Bmal1と睡眠代謝の真相を徹底解明

食べてすぐ寝ると太るは嘘?Bmal1と睡眠代謝の真相を徹底解明

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ネット上の掲示板やSNSで定期的に議論されるのが、「食べてすぐ寝ると太る嘘説」です。この説を支持する人々の論拠は、極めてシンプルなエネルギー保存の法則に基づいています。すなわち、「1日の総消費カロリーが総摂取カロリーを上回っていれば、何時に食べようが体重は増えない」という理屈です。物理学的な熱量計算の観点だけで見れば、この主張にも一理あるように思えます。

しかし、生化学や生理医学の見解は異なります。人間の代謝システムは、24時間つねに均一な効率で稼働しているわけではありません。食事をとった直後に横たわり、活動量をゼロにして眠りにつくと、日中であれば消費されていたはずのエネルギーが、ホルモン環境の違いによって優先的に脂肪組織へと送り込まれます。

つまり、「総カロリーがすべて」とする立場は、人体に備わる複雑な体内時計の機能を無視した机上の空論に過ぎません。同じ700kcalの定食であっても、活動を控えた正午に食べるのと、あとは眠るだけの深夜23時に食べるのとでは、体内での栄養素の処理ルートが決定的に分岐するのです。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。