これまでの生態観察と検証結果を踏まえ、生後2週間のメダカ稚魚をロスなく5〜7mm以上の健全な若魚へとステップアップさせられる環境と、改善を要する環境の境界線を明確に提示します。
【高い生存率を確実に実現できる環境】
- 屋外の半日陰、またはタイマー制御された高演色LED下で毎日定時の明暗サイクルが確保されている。
- 底が見える程度の薄いグリーンウォーターが立ち上がっており、副次的な微生物層が機能している。
- 朝・昼・夕方など、1日数回に分けて少量ずつの給餌(ゾウリムシや超微粒子粉エサ)を行えるタイムスケジュールがある。
- 白系または半透明の平型容器(NVボックス13〜22サイズ等)を使用し、外気温の急変を防ぐ断熱対策が取られている。
【育成難易度が高く、早期の改善が推奨される環境】
- 日照が極端に乏しい薄暗い室内で、安価なデスクライトのみを照射している。
- 仕事等の都合により給餌が「24時間に1回」しか行えず、日中の空腹時間が著しく長い。
- 投げ込み式フィルターや強いエアーレーションを稼働させ、水槽内に目に見える水流が発生している。
- 水質悪化を神経質に恐れるあまり、生後数日の段階から週に何度も換水を行っている。
もし現状が「改善が推奨される環境」に当てはまっている場合でも、焦って急激なリセットを行うのは禁物です。まずはゾウリムシの導入と給餌回数の見直し、そして水流の停止から段階的に是正していくことが、生き残った個体の生存率を回復させる最善手となります。