スマートフォンの写真・動画フォルダから5分を超える映像を選択してLINEのトークルームに送信しようとすると、送信画面ではなく編集(編集バー)画面が強制的に立ち上がります。これが多くのユーザーが直面するLINE動画送れない理由の正体です。LINEアプリのトークルームにおける送信仕様では、1本のファイルとして一度に送信できる上限時間が「最長5分00秒」に厳格にプログラムされています。
具体的には、5分を超える動画を指定した場合、画面上部にタイムラインが表示され、どの5分間を切り取るかを選択する「トリミング操作」を強いられます。動画自体のファイル形式(MP4やMOV)に問題がなくても、LINE動画5分制限のシステムフィルターによって、5分1秒以上の動画はそのまま送信ボタンを押すことができない仕組みです。
また、時間の制限と並んで意識しなければならないのがLINE動画容量上限です。LINEヤフー側は公式ヘルプ等でトーク直接送信における明確なファイルサイズ上限を公表していませんが、編集部の検証環境(iOS 19 / Android 16系統)におけるテストでは、動画はおよそ数百メガバイトから1ギガバイト程度を目安に、アプリ側で強力な不可逆圧縮(再エンコード)が自動実行されます。この自動処理によって、フルHDや4Kで撮影した鮮明な映像も、トークに貼り付いた時点では720p前後の粗い画質へと強制的に落とされてしまいます。
端末別の挙動として、iPhoneLINE動画送信時間の処理においては、iCloud写真との同期遅延によって「そもそも動画が端末内にローカル保存されていない」ために送信エラーを招くケースも散見されます。通信トラフィックの肥大化を防ぎ、世界中のサーバー負荷を安定させるためのインフラ上の防壁が、この「5分・強制圧縮」という仕様を生み出しています。