ほっともっとバイトはきつい?ワンオペと調理過酷の実態を徹底解剖

ほっともっとバイトはきつい?ワンオペと調理過酷の実態を徹底解剖

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現場のリアルを把握するべく、現役クルーおよび過去1年以内の離職者への取材録から、生々しい告白を抽出しました。彼らが口を揃えるのは、マニュアルと現場運用の乖離です。

都内の直営店で2年間勤務した男子大学生(21歳)は、当時の切迫した状況を次のように証言しています。

「最初の1週間は動画マニュアルや補助業務から始まると聞いていましたが、初日からいきなりフライヤーの前に立たされました。『唐揚げは1度に〇個揚げて、ブザーが鳴ったらバットに上げて油を切る』と早口で指示され、横では店長が怒号のようなスピードで弁当を詰めていく。頭が真っ白になりました」

公式に用意されているほっともっとバイトの研修制度の詳細まとめを確認すると、導入研修からOJTステップ、ポジション認定制度まで極めてロジカルに設計されています。しかし、店舗の繁閑と店長・マネージャーの育成能力によって、その機能度合いには天と地ほどの差が生じます。

人手に余裕がある店舗では、先輩クルーが「バディ(教育係)」としてマンツーマンで付き添い、レジ接客から順を追って指導してくれます。ところが、人手不足が常態化した店舗では「背中を見て覚えろ」式の旧態依然とした現場放任が横行し、新人が数日でバックれる(突然辞める)悪循環を引き起こしています。

一方で、地方のFC店舗で週4日勤務する主婦クルー(44歳)からは、前向きな評価も寄せられました。

「入って最初の2ヶ月は本当に地獄で、毎日辞めたいと思っていました。でも、全体の動線と仕込みのタイミングが掴めてくると、パズルのピースがハマるように作業が流れるようになります。昼のピークを仲間とノーミスで乗り切った瞬間の達成感は、他の単純作業バイトでは絶対に味わえません。まかないで温かいお弁当を安く持ち帰れるのも家計に大助かりです」

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。