河岸段丘のでき方と仕組みを徹底解剖!隆起と侵食が織りなす絶景

河岸段丘のでき方と仕組みを徹底解剖!隆起と侵食が織りなす絶景

河岸段丘のでき方と仕組みを徹底解剖!隆起と侵食が織りなす絶景の要点や背景をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

地理の学習や地形の調査において、多くの人が混同しやすいのが「河岸段丘」「海岸段丘」「扇状地」の識別です。成因も立地もまったく異なるこれら3つの地形について、客観的な比較データをまとめました。

地形名主な形成要因とメカニズム地形の特徴と高低差代表的な土地利用と代表例河岸段丘河川の側方侵食・堆積と、隆起・海面低下による下方侵食の反復川の両岸に並行して発達する階段状の平坦面と崖(比高差数十m〜100m以上)段丘面:集落・畑・果樹園(水害回避)
代表例:群馬県沼田市、新潟県津南町海岸段丘波の侵食(波食)で削られた浅瀬が、地震や隆起で陸上に干し上がった地形海岸線に沿って並行する階段状の平坦面(波食台)と海食崖段丘面:畑・集落・沿岸道路
代表例:高知県室戸岬、青森県下北半島扇状地川が山地から平野へ出る谷口で、流速低下により土砂が扇状に堆積谷口を頂点(扇頂)とする緩やかな傾斜地。階段状の崖は原則として存在しない扇央:果樹園(水はけ抜群・水無川)
扇端:水田・湧水地(甲府盆地など)

上表の通り、「波が削って隆起したのが海岸段丘」「川が削って隆起したのが河岸段丘」「川が土砂を置いていった堆積地形が扇状地」と整理すると、頭の中の混乱が一瞬で解消されます。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。