災害時や悪天候時に安佐南区の状況を把握する際、単一のウェブサイトだけを見ていると重要な変化を見落とす危険があります。現在、区内には国(国土交通省中国地方整備局・広島国道事務所)、広島県、広島市がそれぞれ異なる目的で監視カメラを配備しており、これらを横断的に把握することが最初のステップです。
道路監視を担うシステムとしては、広島国道事務所が管理する「道路ライブカメラ」が中核となります。国道54号(祇園新道および佐東バイパス・旧道周辺)沿いに複数の高画質カメラが配置されており、主に交差点付近や高架橋、交通のボトルネックとなるポイントの路面状況を数分更新の静止画や動画ストリーミングで提供しています。
一方、水害や土砂災害を警戒するためのシステムとしては、広島県が運用する「広島県防災Web」および国交省の「川の防災情報」が不可欠です。太田川本川に設置された高瀬堰や矢口・祇園周辺のカメラ、さらには住宅密集地を蛇行する安川流域の監視カメラが稼働しており、増水状況を即座に確認できます。さらに、広島市が運用する雨雲レーダー(高解像度XバンドMPレーダー)と重ね合わせることで、これから雨足が強まるエリアと現地の冠水リスクを立体的に把握できる環境が整っています。