健診センターで手渡される「予備の下剤」をどの段階で飲むべきか、迷う受診者は非常に多いのが現実です。標準的な基準として、バリウム追加下剤のタイミングは初回の服用から約6〜8時間後がひとつの目安となります。例えば午前10時に検査後の初回分を飲んだ場合、夕方16時から18時を過ぎても排便の兆候が全く見られないときは、コップ1〜2杯の多めの水とともに予備の下剤を服用することが推奨されます。
排出の進行状況を判断する上で不可欠なのが、トイレでのバリウム排便確認の方法です。初回から数回にかけては、ほぼ真っ白な水様便、または白泥状の重みのある便が出ます。この白さはバリウムそのものが排出されている証拠です。その後、通常の便と混ざり合いながら徐々に薄いクリーム色やマーブル模様へと変化していきます。
多くの人が疑問を抱く「バリウムによる白い便はいつまで続くのか」という点ですが、一般的には検査当日夕方から翌日の午前中にかけて大半が体外へ出ます。丸1日〜2日ほど経過して通常の茶褐色に戻れば、ひとまず腸管内の滞留リスクは去ったと判断してよいでしょう。しかし、検査後2日以上経過してもなお断続的に白い塊が出る場合や、薄い色すら出ずに排便が完全にストップしている場合は、大腸の屈曲部などに残留している可能性を疑わなければなりません。