物語の終わりを知らない読者にとって、最も気になるのはあたしンち 最終回 結末の詳細だろう。ここでは原作漫画とアニメ双方がどのような結末を迎えたのか、ネタバレを交えて客観的事実を記録する。
原作者のけらえいこ 原作 結末は、単行本第21巻(2015年刊行)に収録された第711話で描かれた。ファンの胸を締め付けるような悲劇や劇的な事件は一切起きない。描かれたのは、買い出しに出かけた母がいつも通り些細なことで奮闘し、みかん、ユズヒコ、父とともに食卓を囲む、いつもの愛おしい夕暮れのワンシーンだ。「どこにでもある家族の毎日は、これからも変わらず続いていく」という余韻を残し、物語は極めて自然体で幕を閉じた。あたしンち ネタバレ 最終話として出回る悲愴な噂は、作品を読めば瞬時に吹き飛ぶ。
一方、テレビ朝日系列で2002年から2009年まで放送された初代テレビアニメの最終回(第331話「あたしンち、大集合!」)も同様だ。タチバナ家全員でこれまでの暮らしを振り返りつつ、未来へ向かって歩んでいく前向きな構成であり、誰も欠けることなく笑顔でフィナーレを迎えている。さらに2015年10月からアニマックスで放送された続編新あたしンち 最終回においても、母は相変わらず情熱的な節約術と独特の持論を展開しており、不吉な影は微塵も見当たらない。
一部で囁かれたあたしンち 打ち切り 噂についても、実態は大きく異なる。作者のけらえいこ氏が当時のメディア取材や単行本あとがきで明かした通り、連載終了は作者自身の体調管理および「描き手として納得のいく形で一つのサイクルを完結させたい」というプロ意識に基づく円満終了であった。打ち切りによる唐突な幕引きでは断じてない。