Q1:指の第一関節にできた透明な水ぶくれ(ミューカスシスト)は針で刺して潰してもいいですか?
A1:絶対に自分で潰してはいけません。家庭用の針や爪切りなどで傷をつけると、皮膚の常在菌が関節の奥深くまで入り込み、「化膿性関節炎」という重篤な感染症を引き起こす危険性があります。中身は関節液の漏出物であるため、潰しても高確率で再発します。皮膚が薄くなっている場合や破れそうな場合は、速やかに整形外科(手外科)を受診してください。
Q2:朝起きると指がこわばるのですが、リウマチとヘバーデン結節はどうやって見分けますか?
A2:最もわかりやすい目安は「痛む関節の場所」と「こわばりが続く時間」です。ヘバーデン結節は爪のすぐ下の第一関節(DIP関節)に起こり、朝のこわばりは数分から十数分程度で徐々に動くようになります。一方、関節リウマチは指の第二関節や付け根、手首に左右対称に起こりやすく、朝のこわばりが30分から1時間以上続きます。確定診断には血液検査とX線検査が必要ですので、自己判断せず医療機関を受診しましょう。
Q3:指の第一関節の変形は一度曲がってしまうと元に戻らないのでしょうか?
A3:骨が変形して骨棘が形成されたり、軟骨が消失して固まってしまった場合、保存療法やマッサージで骨を元の真っ直ぐな状態に戻すことはできません。しかし、強い炎症と痛みが続く「活動期」を過ぎると、関節が固まって痛み自体は数年で自然に落ち着くケースが多く見られます。初期の段階で適切な固定を行い、変形を最小限に食い止めることが何よりも重要です。
Q4:市販の湿布は指の関節痛に効果がありますか?貼りにくいときの工夫は?
A4:消炎鎮痛成分(ロキソプロフェンやジクロフェナクなど)を含む湿布は、局所の炎症と痛みを抑える効果が期待できます。指先は剥がれやすいため、湿布を幅1.5cm・長さ5cm程度に細長くカットし、第一関節に巻き付けた上で、医療用テープや絆創膏で端を固定すると剥がれにくくなります。かぶれやすい体質の方は、塗り薬タイプの消炎鎮痛ゲル剤の活用も有効です。