大手ITサポートデスクや企業の情報システム部門に寄せられる問い合わせログを調査すると、winmail.datに関するトラブルは年度初めの4月や、社内PCのリプレイス時期に集中して跳ね上がる傾向が確認されています。SNSやビジネスコミュニティでも、この問題に対する現場の悲鳴は絶えません。
「先方の役員から送られてきた緊急の稟議資料がwinmail.datになっており、金曜夜に開けず冷や汗をかいた」「『ファイルが開けません』と伝えたら、こちらのITリテラシー不足を疑われて関係が気まずくなった」といった切実な声が数多く記録されています。
受信者側にとっては「開けないファイル」ですが、送信者側にとってみれば「日頃と同じ手順で普通に送ったファイル」です。この認識の乖離が心理的ストレスを生み、不要な不信感へと発展してしまう点が、本トラブルの最も厄介な実態と言えます。