相原高校の歴史を語る上で避けて通れないのが、相原高校の移転とリニア新幹線の巨大プロジェクトです。かつてJR橋本駅南口の至近に位置していた旧校舎は、リニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)建設用地となったため、2019年4月に旧職業能力開発総合大学校の跡地(相模原市緑区橋本台)へ完全移転しました。
この移転は、単なる拠点の移動にとどまらず、教育環境を劇的に近代化させる契機となりました。農業・商業の複合校として設計された新キャンパスには、以下のような全国トップクラスの最新設備が整えられています。
- 最新の食品加工プラント:HACCP(ハサップ)の衛生基準に準拠した製パン・肉加工・発酵実習室を完備し、実際の食品メーカーと遜色ない製造現場を再現。
- 高度なバイオテクノロジー実験棟:組織培養室や遺伝子解析設備を備え、高校生段階から本格的なアグリバイオ研究に着手可能。
- 近代化された畜舎と放牧環境:自動給餌機や最新の衛生管理システムを導入し、動物の健康福祉(アニマルウェルフェア)に配慮した実習が可能。
- 最新PC設備を備えたビジネス実習室:ネットワーク構築や高度な会計ソフトを扱えるIT教室が複数整備され、商業実務の即戦力を育成。
現場を取材した関係者からは、「かつての古い農業高校のイメージは完全に払拭された」「専門学校や大学農学部の研究室を思わせる環境」という声が多数聞かれます。設備の清潔感や新しさは、中学生やその保護者がオープンスクールに参加した際、志望度を一気に押し上げる強力な要因となっています。