京都のお土産として名高い「ちりめん山椒」。実山椒で作るのが主流と思われがちですが、旬の時期には柔らかい葉山椒を贅沢に散り込ませた「葉入りちりめん山椒」が料理通の間で愛好されています。ここでは、家庭でべたつかずパラパラの上質な仕上がりを実現するちりめん山椒作り方詳細まとめを公開します。
最大の失敗原因は「ちりめんじゃこ」が余分な水分を吸って団子状に固まってしまう点にあります。名店の厨房では、じゃこの下処理と煮汁の蒸発速度を徹底管理しています。
- じゃこの乾煎り:ちりめんじゃこ(上干ちりめん推奨)80gをフライパンで油を引かずに弱火で1〜2分乾煎りし、表面の余分な水分と魚臭さを飛ばします。
- 煮汁の調合:別の平鍋に酒大さじ3、みりん大さじ2、淡口醤油大さじ1.5を合わせて沸騰させます。
- 合わせ技:沸騰した煮汁に乾煎りしたじゃこを一気に投入し、強めの弱火で煮汁を吸わせるように手早く炒り煮にします。
- 葉の投入タイミング:煮汁が鍋底にわずかに残る程度(水分が8割飛んだ段階)で、細かく刻んで水気を完全に拭き取った下処理済みの山椒の葉(約30g)を投入します。
- 仕上げの乾燥:全体を手早く煽り、水分が飛んだらすぐに大皿やクッキングシートの上に薄く広げ、うちわ等で一気に冷まします。
熱を急速に逃がすことで余熱による変色を防ぎ、じゃこがパラリとほどける極上の食感が生み出されます。淡口醤油を用いることで、山椒の鮮烈な緑とじゃこの白さのコントラストが際立ちます。