アムウェイの勧誘手口は、時代の変化とともに手口をアップデートさせています。かつて主流だった「同窓会での再会」や「ファミレスでの直談判」だけでなく、近年深刻化しているのがマッチングアプリやSNSを悪用した手口です。
Pairs(ペアーズ)やTinder、Bumbleなどの恋活・婚活アプリ、あるいは社会人コミュニティアプリ「つなげーと」などを利用し、最初は純粋な友人作りや恋愛目的を装って接近してきます。プロフィールには「カフェ巡り」「フットサル」「意識の高い仲間と繋がりたい」といった無害なキーワードを並べ、数回のメッセージ交換を経て直接対面を取り付けます。
接触後の手口には、以下のような共通パターンが存在します。
1回目の面談ではマルチの「マ」の字も出さず、相手の仕事の悩みや将来の不安を丁寧にヒアリングして信頼関係を構築します。そして2回目以降に「尊敬している起業家の先輩がいる」「タワマンで料理会(鍋パーティー)があるから来ないか」と誘い出し、自然な流れを装ってセミナーや集会へ誘導するのです。
特定商取引法上、勧誘に先立って「アムウェイの勧誘であること」および「商品の販売目的であること」を告げない行為は目的隠匿勧誘(ブラインド勧誘)として明確に禁止されています。しかし現場のディストリビューター(現:ABO)の間では、規制を潜り抜けるような曖昧な言動でターゲットを囲い込む事例が依然として散見されます。