長年、鉄道ファンや旅行者の間で「静寂の試練」と恐れられていたのが、JR東海が管轄する熱海〜豊橋間の静鉄エリアだった。旧型の211系電車にはトイレが一切設置されていない編成が多数混在しており、尿意を催した乗客が途中下車を余儀なくされるトラブルが頻発していたのだ。
しかし、2026年現在の静岡地区は光景が一変した。車内トイレを備えた最新鋭の「315系」が順次投入され、旧型車両の置き換えが完了。現在では、ほぼ全ての列車で車椅子対応の広々とした洋式トイレが利用可能となっている。車内アナウンスでもトイレの設置号車が明瞭に案内されるようになり、長距離移動の心理的ハードルは劇的に下がった。