なぜ細木氏は、激しい反発が予想される中で婚姻届の強行提出に踏み切ったのか。その動機として当時から指摘されていたのが、安岡正篤氏が遺した莫大な著作権利権と社会的権威の継承です。
安岡氏の著作は全国の経営者や政治家に読み継がれており、その版権や関連組織の主導権は計り知れない価値を持っていました。さらに細木氏は、安岡氏の正妻の座を得ることで、自身が展開しようとしていた墓地・霊感ビジネスや開運コンサルティングに絶対的な箔を付けようとしたと見られています。
婚姻無効の調停によって細木氏は法定相続人としての権利を完全に喪失しましたが、騒動の過程で安岡氏の書画や揮毫、関連資料の一部を確保。これらは後の彼女のビジネスにおいて強力な「権威づけの小道具」として活用されることとなりました。