かつてドン・キホーテの「18禁コーナー」といえば、店舗の最奥部にひっそりと佇み、入るのに少しばかりの勇気を必要とする場所だった。しかし、現在導入が進められている新型店舗では、物理的なのれんの代わりに、マイナンバーカードや免許証をかざすことで開閉する自動ゲートが設置され始めている。これにより、未成年者の誤進入を完全に防ぐ体制が整いつつある。
「最初は少し驚きました」と語る利用者の男性(24)は、スマートゲートの前でスマホを操作しながらこう話す。「でも、誰に見られるわけでもなく、機械が淡々と処理してくれる方が、むしろ心理的なハードルは下がった気がします」。アナログな隠れ家から、シームレスなデジタル空間への移行。これが現代のスタンダードになりつつある。