店名にも冠されている「おこげ」こそ、もんじゃ焼きの醍醐味です。スタッフが完璧に焼き上げてくれた後、鉄板上で最も美味しい状態のおこげを堪能するための実戦テクニックを整理します。
極上のおこげを生み出す秘訣は、生地を鉄板全面へ均一に薄く広げ、適度な水分蒸発を待つことにあります。具材をヘラで細かく刻みながら円形の土手を作り、中央に出汁を数回に分けて流し込んだ後、全体を素早く混ぜ合わせて鉄板に薄く伸ばします。ここで焦って触らず、鉄板の熱によって生地の底面がキツネ色に変化するまでじっくり待つのがポイントです。
そして、もんじゃ焼きを食べる上で欠かせない専用の小さなヘラが「はがし」です。はがしを正しく使いこなすことで、鉄板に張り付いた香ばしいおこげを余すことなく楽しめます。
【はがしを使った正しい食べ方の手順】
1. はがしの持ち方:人差し指をはがしの背に沿わせ、鉛筆を持つようにしっかりと握ります。
2. 角度と圧着:鉄板に対してはがしを約45度の角度で当て、生地の端に上から垂直にグッと押し付けます。
3. 手前に引いて巻き取る:鉄板の表面を削ぎ落とすように、手前へ素早く引きます。生地の底面がカリッと剥がれ、上部のトロッとした部分と合わさって一口サイズのおこげが完成します。
ネット上の口コミで時折見られる「自分で焼きたいのにスタッフが焼いてしまうのか」という疑問について現場を検証したところ、スタッフに「自分で焼いてみたい」と伝えれば快くボウルを渡してくれます。しかし、火加減の調整や出汁の馴染ませ方など、プロの手による仕上がりは格別であるため、まずはスタッフの熟練技に任せることを強く推奨します。