欧米では男性から女性へバラの花束やメッセージカードを贈り、レストランでロマンチックな時間を過ごすのが伝統的なスタイルである。男女双方向のコミュニケーションであるため、本来は「返礼の義務」という概念すらない。
しかし、女性から男性へ一方的に贈る構図を作った日本市場では、1か月後にそのお返しをするホワイトデーという新たなイベントが派生した。これもまた、お菓子業界が企画した日本発祥のビジネスモデルであり、今ではアジア諸国へも広がりを見せている。
世界基準で見れば日本風のスタイルは異色だが、感謝の連鎖を生み出すという点においては、日本ならではの心温まるアレンジメントと言えるだろう。