ステージを離れた小林尊は、ギネスワールドレコーズの記録保持者として世界各地のイベントや挑戦に挑み続けた。ハンバーガー、ピザ、パスタ、さらには水餃子に至るまで、彼が打ち立てた世界記録は数知れない。
大食いを「過酷なスポーツ」と定義した小林のトレーニング法は極めて科学的だった。数リットルの水を一気に飲み干す胃の拡張トレーニングや、体脂肪率を限界まで落とす有酸素運動。これらの過酷なメニューを陰で支えたのがマギー氏による栄養管理とメンタルケアだ。
大会前後の極端な体重増減や内臓への負荷に対し、彼女は専門知識を取り入れながら食事メニューを細かく調整。ただ食べさせるのではなく、夫の健康と命を守りながら世界記録を達成させるという至難の業を、夫婦の連携によって成し遂げていったのである。