ガビチョウは目の周囲から後頭部にかけて伸びる白い勾玉状のアイリング(眉)が名称の由来(画眉鳥)となっており、中国では古くから愛玩鳥として親しまれてきました。日本には1980年代のペットブーム期に大量輸入されましたが、鳴き声のあまりの大きさに飼育を断念した飼い主による遺棄や、輸入業者の管理不備による逸出が重なり、野外で定着しました。
2005年に施行された外来生物法において、ガビチョウは特定外来生物に一次指定されました。ガビチョウ生息地現在の分布状況は極めて深刻で、以下のエリアを中心に爆発的な定着を見せています。
- 関東エリア:東京都多摩地域、神奈川県全域、埼玉県南部、群馬県・栃木県の平野部〜中山間部。
- 甲信・中部エリア:長野県、山梨県、静岡県の低山地帯から住宅地隣接林。
- 九州エリア:福岡県、熊本県、佐賀県などの森林部および都市近郊緑地。
- 東北南部エリア:福島県や宮城県の温暖な地域へも北上傾向が確認されている。
林床の昆虫や果実を旺盛に採食し、日本の在来種であるウグイスやオオタカ、トラツグミなどの営巣地や餌場を圧迫していることがガビチョウ生態詳細まとめとして各研究機関から報告されています。