ホッピー(Hoppy)は、ホッピービバレッジ株式会社が製造・販売している麦芽発酵飲料(炭酸飲料)です。見た目や喉越しは一般的なラガービールに酷似していますが、酒税法上の分類はアルコール分1%未満の「清涼飲料水」に該当します。
誕生の歴史は古く、1948年(昭和23年)の東京・赤坂に遡ります。戦後の混乱期、本物のビールが高嶺の花だった時代に、「誰もが気軽に飲める本物の麦酒の味を」という志から開発されました。当時は粗悪な密造焼酎(カストリ焼酎など)が横行していたため、それらを美味しく安全に飲むための割り材としても爆発的な支持を集めました。
ホッピーとビールの決定的な違いは、「完成されたアルコール飲料か、焼酎などで割ることを前提とした飲料か」という点にあります。ビールは醸造段階でアルコール度数約5%前後まで発酵させますが、ホッピーは麦汁を酵母発酵させた後、アルコール度数を約0.8%に抑えて製品化されています。単体で飲むのではなく、甲類焼酎と合わせることで初めてアルコール度数約5%前後の「ホッピーサワー」として完成します。