爪の黒い線はメラノーマ?良性の筋と悪性黒色腫を見分ける危険サイン

爪の黒い線はメラノーマ?良性の筋と悪性黒色腫を見分ける危険サイン

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爪に黒や紫の変色が生じた際、最も頻繁に混同されるのが、ドアに指を挟んだりスポーツで圧迫されたりして生じる「爪下血腫(ない出血)」です。それぞれの臨床的特徴と経過の違いを体系的に整理しました。

疾患・状態詳細・数値データと特徴経過による変化鑑別の決定打爪下血腫(内出血)赤褐色〜黒紫色。斑状または点状が多く、境界が比較的明瞭。外傷の記憶が約7割にある。爪の伸長(手は月約3mm、足は月約1.5mm)とともに先端へ移動し、数ヶ月で自然消失する。根元の皮膚との間に健常な新しい爪が生えてくるか否か。良性爪甲色素線条(ほくろ・色素沈着)薄い褐色〜均一な黒色。幅は1〜2mm程度で一定。直線的で平行なラインを描く。年単位で幅や色の変化がほとんどない。小児期に発症したものは成人期にかけて自然消退することもある。ダーモスコピー下で規則正しい平行パターンが保たれているか。爪下メラノーマ(悪性黒色腫)濃淡の混在する黒褐色。幅3mm以上、境界が不鮮明で滲みがある。50代以降の中高年に好発。短期間で幅が拡大し、根元が太くなる。進行すると爪が割れる、脱落する、皮膚へ色が滲む。ハッチンソン徴候の有無、ダーモスコピーによる不規則な色素帯の確認。

爪下血腫の見分け方における最大のポイントは「時間の経過に伴う移動」です。爪の根元に新しく生えてきた部分に色がついておらず、黒い部分が爪先に向かって押し出されているなら、内出血の可能性が極めて高いため過度な心配は不要です。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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