初期設定の中でも、個別の重要アプリやアカウント連携に関する手続きは細心の注意を要します。編集部が実際の移行作業とSNS上のトラブル事例を検証したところ、特に問い合わせが集中しているのが「LINE」と「Apple ID」の2点です。
まず、LINE引き継ぎ初期設定における鉄則は、「旧端末が動くうちに事前準備を完了させること」です。クイックスタートを使えばアプリ自体は新iPhoneに自動ダウンロードされますが、LINE内部のトーク履歴やログインセッションは個別認証が必要です。
旧端末側で「設定 > アカウント」からメールアドレス・パスワードが登録されていることを確認し、「トークのバックアップ」を最新状態で取得しておきます。新端末でLINEを起動した際は、「QRコードログイン」を利用することで、直近14日間のトーク履歴を含めてシームレスに引き継ぐことが可能です。
また、Apple ID新規作成ログイン時につまずきやすいのが、パスワードの失念と2ファクタ認証の確認コードです。初めてiPhoneを使うユーザーは、設定画面内で「パスワードをお忘れですか、またはApple IDをお持ちでない場合」をタップし、氏名・生年月日・メールアドレスを入力して新規作成します。既存ユーザーで確認コードが届かない場合は、SMS受信が可能な旧端末または信頼できる電話番号が手元にあるかどうかが成否を分けます。