SNSや動画共有サイトにおける「てんちむ ポロリ」「乳首 見えた」といった言説を分析すると、そこにはネット特有のアテンション・エコノミー(関心経済)が生み出す歪んだ情報流通構造が見えてきます。
切り抜き動画の作成者たちは、プラットフォームのアルゴリズムを徹底的に研究しています。「美女タレント+ハプニング+露出」という組み合わせは、クリック率(CTR)を極大化させる最も安易な手法です。実際には服の影やインナーの端がわずかに映り込んだだけのシーンを、矢印やモザイク風のエフェクトで強調し、あたかも致命的な事故が起きたかのように演出します。
また、知恵袋や5ちゃんねるなどのコミュニティサイトでは、「本当に出ていたんですか?」という素朴な疑問に対し、面白半分で「見た」「保存した」と嘘の証言を書き込むユーザーが後を絶ちません。こうした「不確かな伝言ゲーム」の積み重ねが、デマの寿命を不当に延ばし続けているのが現実です。