SNSやネット掲示板で時折話題にのぼるテナント閉店理由と噂の真相を追うと、そこには郊外型モールの構造変化に対応するための綿密な事業戦略が見えてきます。一時期に複数区画が仮囲いで覆われたことから「経営不振による撤退ラッシュか」との臆測を呼びましたが、運営母体である日本毛織(ニッケ)市川商業施設事業部による中長期再整備計画に基づくスクラップ&ビルドが実態です。
事実、2020年代半ばから段階的に推進されてきた改装プロジェクトでは、老朽化した共用部の刷新だけでなく、ファミリー層のライフスタイル変化に合わせたテナント新店舗リニューアル情報が次々と具体化しています。大型雑貨店やアパレルの再配置に加え、地域の食卓を支え続けるダイエー市川コルトンプラザ店の生鮮食品・デリカエリアの大規模リフレッシュが実施され、都市型スーパーとしての利便性が一段と向上しました。
地域密着型SCとしての強みを維持しつつ、陳腐化を防ぐための計画的刷新が進められており、単なる「テナント離れ」という噂は現場の実態とは大きくかけ離れていることが確認できます。