大谷翔平の驚異的筋肉進化!日ハム時代との比較と肉体改造の全貌

大谷翔平の驚異的筋肉進化!日ハム時代との比較と肉体改造の全貌

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日本の野球界には長年、「投手が筋肉をつけすぎると肩肘の可動域が狭まり、故障の原因になる」「投打で使う筋肉が違うため、打者体型になると球速が落ちる」という根強い固定観念がありました。大谷選手が肉体改造を進める過程でも、一部のOBやメディアから「筋肉をつけすぎではないか」「二刀流の寿命を縮める」といった懐疑的な声が上がった時期があります。

しかし、近年のバイオメカニクス研究および大谷選手の実績は、この俗説が明確な誤解であることを証明しました。

投球障害の多くは「筋力の過多」ではなく、筋力に対して関節の可動性や体幹のスタビリティ(安定性)が追いつかないアンバランスによって引き起こされます。大谷選手の場合、ウェイトで筋出力を高めるのと全く同じ熱量で、肩甲骨・胸椎・股関節のモビリティを極限まで保つトレーニングを継続しています。結果として、マウンド上でのテイクバックのしなりやフォロースルーの大きさは、日ハム時代よりもむしろ洗練され、ボールに伝わるエネルギー効率は向上しています。

また、トミー・ジョン手術(右肘靭帯再建術)を経験した際も、増強された前腕屈筋群や背筋群が再建された靭帯にかかるメカニカルストレスを分散する役割を果たしました。単なる「見せるための筋肉(バルク)」ではなく、自らの骨格とフォームに完全に同調させた「動ける筋肉」であるからこそ、投手としても160km/h超の豪速球を維持できるのです。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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