数あるシリーズ作品の中でも特に高い人気を誇り、「同窓会」のフレーズを生み出したのが「ベトナム・ノイバイ空港篇」だ。この名作の背景には、実際に現地で過酷な現場に挑んだ同社社員たちの確かなドラマが存在する。
作品の「元ネタ」となった真相は、ハノイの玄関口であるノイバイ国際空港第2旅客ターミナルビルの建設プロジェクトだ。激しいスコールや言語・文化の壁を乗り越え、滑走路やターミナルを完成させた実在の技術者たちの取材データが、主人公の背景やセリフの端々にリアルな息吹を与えている。フィクションでありながらドキュメンタリーのような迫力が宿るのは、この泥臭い現場の真実があるからだ。