栗原はるみさんの料理哲学の真骨頂は、「ひとつのベース料理から多彩なおもてなし料理へと広げる自由さ」にあります。自家製ロースハムは、スライスしてそのまま出すだけでも立派なごちそうですが、ソースや盛り付けを一工夫することでパーティーの主役に昇華します。
1. 特製ハニーマスタードソース
粒マスタード大さじ2、ハチミツ大さじ1、しょうゆ小さじ1、レモン汁小さじ1を混ぜ合わせたソース。手作りハムの優しい塩気とハチミツのコク、マスタードの酸味が完璧な調和を生み出します。
2. クレソンと香味野菜の極薄ハムロール
ハムをできる限り薄くスライスし、クレソン、みょうが、白髪ネギを束ねてくるりと巻きます。オリーブオイルと粗塩、黒胡椒をひと振りするだけで、ワインや日本酒にぴったりの洗練された前菜が完成します。
3. 極上のハムエッグ&厚切りカツ
端の部分や厚めにカットしたハムを贅沢にフライパンで軽く焼き、半熟の目玉焼きを添えるだけで、ホテルの朝食のような満足感を得られます。また、厚切りにしてパン粉をつけ、サッと高温で揚げた「自家製ハムカツ」は、市販品では絶対に体験できない圧倒的な肉汁と柔らかさを誇ります。
4. 茹で汁を活用した絶品スープ
肉を取り出した後の鍋に残った茹で汁は、豚肉と香味野菜のエキスが溶け出した極上のブイヨンです。絶対に捨てず、キャベツ、玉ねぎ、人参、じゃがいもを加えてコトコト煮込み、塩・胡椒で味を整えるだけで、旨味たっぷりのポトフ風スープとして余すところなく堪能できます。