雅子さまの類いまれな国際性と深い教養の原点は、皇室入りされる以前の小和田雅子としての経歴にあります。外交官であった父・小和田恆氏の仕事に伴い、幼少期をモスクワやニューヨークで過ごした雅子さまは、異文化に対する柔軟な受容力と卓越した語学力を自然に身につけられました。
雅子さまの若い頃の学歴および職歴は、当時の日本の女性キャリアの歴史を塗り替えるほど傑出したものでした。
- ハーバード大学経済学部:国際経済学専攻。優等賞(マグナ・カム・ラウデ)を受賞して卒業。
- 東京大学法学部への学士入学:帰国後、最難関の東大法学部に編入。
- 外交官試験合格:1986年、東大在学中に超難関の外交官試験に合格(合格者全28名中、女性はわずか3名)。
- 外務省入省:経済局国際機関第二課、北米局北米第二課で日米半導体摩擦や通商問題を担当。
- オックスフォード大学ベリオール・カレッジ留学:外務省研修生として国際関係論を専修。
当時、雅子さまの外交官時代を知る外務省の同僚たちは、「膨大な英文資料を圧倒的なスピードで読み解き、深夜に及ぶ対米交渉の準備でも一切妥協しないプロフェッショナルだった」と口を揃えます。雅子さまの英語力はネイティブレベルにとどまらず、国際会議の場で通用する論理的思考力と高度な交渉語彙を兼ね備えており、ドイツ語やフランス語、ロシア語にも通じるマルチリンガルとしての素養を誇っていました。