そもそも、なぜ石破氏はあの格好をしたのか。舞台となったのは、彼の地元である鳥取県倉吉市だ。円形劇場くらよしフィギュアミュージアムの開館イベントという、地域活性化の極めて真面目な現場だったのである。過疎化に悩む地方都市が、フィギュアというサブカルチャーを武器に立ち上がる。その覚悟を示すためのコスプレだった。
地方創生担当大臣などを歴任した石破氏にとって、これはパフォーマンス以上の意味を持っていた。2026年現在、倉吉市には聖地巡礼として訪れる外国人観光客の姿が絶えない。一過性の話題作りを超えた、地方誘客の実績がそこには厳然と存在している。