祖師ヶ谷大蔵の駅に降り立った瞬間から、ウルトラマンの世界観を体感できる仕掛けが張り巡らされています。初めて訪れるファンや散策を楽しむ方が効率的に巡るための、見逃せない現地チェックポイントを順に解説します。
旅のスタートは祖師ヶ谷大蔵駅前広場のウルトラマン像です。改札を出て北口広場に進むと、台座を含めて約3メートルに及ぶ堂々たるウルトラマンが力強く立っています。2006年春に建立されたこのモニュメントは、初代ウルトラマンの勇姿を忠実に再現しており、待ち合わせ場所や記念撮影の定番スポットとして愛されています。
駅を利用する際、耳を澄ませて確認したいのが小田急線の発車ベル(発車メロディ)です。2006年3月より導入されたこの音源は、上りホーム(新宿方面)では国民的アンセムである『ウルトラマンの歌』、下りホーム(小田原・藤沢方面)では雄大なブラスサウンドが印象的な『ウルトラセブンの歌』が流れます。電車ドアが閉まる直前の数秒間、ホームに響き渡る高音質のメロディは、鉄道ファンと特撮ファンの双方から極めて高い支持を得ています。
駅前を起点に東西南北へ伸びる商店街へ踏み出すと、頭上にそびえ立つ3大ウルトラゲート(アーチ)が目を引きます。北通りの塚戸十字路付近には空を飛ぶウルトラマン、南通りの世田谷通り側には堂々たるゾフィー、そして西通りにはシャープな造形のウルトラセブンがそれぞれアーチの頂点に設置され、商店街の境界を守護するように構えています。
散策中にぜひ視線を上げて観察していただきたいのが、通りごとに意匠の異なる街路灯(外灯)の種類です。商店街の街路灯にはヒーローや怪獣のシルエットが巧みにあしらわれており、北通りではウルトラマン、南通りではウルトラセブンやゾフィー、西通りではウルトラマンタロウやバルタン星人をモチーフにした特注デザインの外灯が並んでいます。夕暮れ時を迎えるとこれらの外灯に明かりが灯り、日中とはまた異なる幻想的な光景を描き出します。
散策ルートの途中には、公式ウルトラマングッズや世田谷みやげに認定された限定スイーツ、コラボパンを取り扱うベーカリー、昭和の特撮談義に花を咲かせられるレトロなカフェが点在しています。駅構内や商店街事務局で配布されている散策マップを手に入れるか、商店街各所に設置された案内板を確認しながら歩行するのがベストな巡礼手順です。