Q1:敬老会の挨拶で原稿(メモ)を見ながら話すのはマナー違反ですか?
A1:全くマナー違反ではありません。むしろ、無理に暗記して言葉に詰まったり、時間をオーバーしてしまったりするよりも、丁寧に折りたたんだ式辞用紙やメモを胸ポケットから取り出し、落ち着いて読み上げるほうが誠実で品格のある印象を与えます。ただし、視線を紙に落としっぱなしにせず、文頭や文末でしっかりと客観的に会場の皆様と視線を合わせることが重要です。
Q2:介護施設の敬老会で、認知症が進んでいる方が多い場合はどのような配慮が必要ですか?
A2:抽象的な概念や難しい言葉遣いを避け、「短く・明るく・視覚と聴覚に直接届く」言葉を選びます。「皆様、今日はおめでとうございます!」「お花が綺麗ですね」「美味しいご飯を一緒に食べましょう」といった、現在・この瞬間の心地よさに共感する語りかけが最も響きます。トーンは少し高めに、笑顔と身振り手振りを交えて語りかけるのが現場での定石です。
Q3:前日や当日に突然挨拶を頼まれた場合、最低限これだけ押さえれば失敗しないポイントは?
A3:「お祝いの言葉」「日頃の感謝」「健康の祈念」の3点だけに絞り、1分半(約400文字程度)でスパッと終わらせることです。急な登壇であっても、「急に指名されまして……」といった言い訳は省き、「皆様の晴れやかな笑顔を拝見し、一言お祝いを申し上げたく登壇いたしました」と堂々と前置きして感謝を伝えるだけで、潔く立派なスピーチとして高く評価されます。