Gi療法とは?高カリウム血症の緊急処置と看護の注意点を徹底解説

Gi療法とは?高カリウム血症の緊急処置と看護の注意点を徹底解説

Gi療法とは?高カリウム血症の緊急処置と看護の注意点を徹底解説についての疑問解決ガイドをお届けします。

血清カリウムの基準値はおおむね3.5〜5.0mEq/Lですが、GI療法の適応基準は一般的に血清カリウム値が6.0mEq/L以上、あるいは心電図上に明らかな異常波形が出現した緊急時と判断されます。

高カリウム血症は自覚症状に乏しいまま突然の心停止を招くケースが少なくありません。そのため、モニター心電図における波形変化の早期発見が治療開始の決定打となります。進行に伴い、心電図には以下のような特徴的変化が段階的に現れます。

初期にはT波が高く尖る「テント状T波(Narrow-based, peaked T waves)」が確認されます。さらに血清カリウム値が上昇すると、P波の平坦化・消失、PR間隔の延長、そして心室伝導遅延を示す「QRS幅の拡大(ワイドQRS)」へと悪化します。最終段階ではQRS波とT波が融合した「サイン波(Sine wave pattern)」を形成し、心室細動(VF)や心静止(Asystole)へと移行します。

心毒性の兆候である心電図変化を認めた場合、心筋保護を目的としたグルコン酸カルシウム(カルチコール等)の静注と並行し、直ちにGI療法の準備へ入る必要があります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。